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パリ市主催のレンタサイクルシステム、＜velib＞が始まりました。
これはすでにリヨン市で導入されているシステムで、市内の随所にレンタルスタンドがあり、24時間、好きな場所で借りたり返却することができます。

使用するには加入手続きが必要です。加入期間は、1年、1週間、1日の三種類。
１年の場合は、申請書を記入した上、必要書類（年間契約金と保証金分の小切手等）を添えて「Velib’」事務局に郵送。約2週間後にカードが届きます。
このカードでレンタルする権利が得られます。1年の契約料は29ユーロ。これで何度でも借りることができます。
また、1週間、1日と短い期間の加入では、スタンドにある自動券売機で支払い（ICチップが入っている、クレジットカード、日本のカードも可能です）、チケットを受け取ります。料金は、1週間5ユーロ、1日1ユーロ。このチケットで、期間中、何度でも借りられます。
但し、どの場合でも、最初に保証金として150ユーロの引き落としに承諾する必要があります。（引き落としの承諾が必要なだけで、特別の場合をのぞいて実際に引き落とされるわけではありません）。

かといって、この料金で乗り放題というわけではなく、レンタル料は、時間によって決められています。
最初の30分は無料。しかし、30分を過ぎると、31〜60分は1ユーロ、61〜90分は2ユーロ、その後30分延長するごとに4ユーロの追加料金がかかります。
（例えば50分使った場合は1ユーロ、80分使った場合は1+2=3ユーロ、110分使った場合は1+2+4=7ユーロ。）

一見高いレンタル料に思えますが、小さいパリの中を30分自転車で走れば、かなり色々なところへ行くことができます。あるいは、多少面倒ですが、30分以内に返却して借りなおすようにすれば、延長料金は発生しません。

パンフレットは、各区役所をはじめ、パン屋さんやタバコ屋さん、地下鉄の窓口、郵便局などで配布されています。サイトで直接申し込むことも可能です。Velib.paris.fr

地球に優しいvelibに乗って、パリの新たな一面に出会えるかもしれません。







パリ生活社